C 白河だるま市

[白河だるまとだるま市の歴史]

はじめは、瓦職人が冬の仕事が少ない時期に作っていたと伝えられます。だるまの顔は、藩主・松平定信のお抱え絵師、谷文晁(1763ー1840)の意匠とされ、昔から行われてきた年始めの市(市神祭)の売り物がだるま中心になり、「だるま市」が名称となりました。

[白河だるま]

顔全体が福々しく、眉は鶴、ひげは亀、あごひげは松、びんひげは梅が描かれ、さらに顔の下には竹を模様化した「鶴亀松竹梅」を取り入れた、縁起の良いだるまです。この匠の技は、市内横町の渡辺家と佐川家によって継承されています。

毎年2月11日は白河だるま市、白いだるまは開運祈願、赤いだるまは厄除けと家内安全の御利益があるとされ、多くの人々が白河だるまを買い求めにやって来ます。

(みちのくの玄関『白河市』パンフレットよ)

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